LSMAとは

最小平方移動平均線(LSMA)は代表的なMT4インジケーターである移動平均線の一つで、最小二乗法を計算方法に用いる事で、他の移動平均線よりも値動きに近いラインを表示するインジケーターです。移動平均線はMT4の中でも最もシンプルなインジケーターですが、種類(計算方法)によって、表示されるラインは大きく異なります。

最小平方移動平均線(LSMA)の期間25と期間50

 

LSMAのデメリットと解決方法

移動平均線はトレンド系のインジケーターですので、どうしてもレンジ相場では「ダマシ」のゴールデンクロスやデッドクロスが多くなりますが、この最小平方移動平均線(LSMA)は、比較的無駄なクロスが少なります。ただし値動きに敏感な分、パラメーターの期間設定によっては、トレンド途中の押し目や戻りでもクロスが出る場合もありますので、しっかりと方向性を判断するために長期の移動平均線も表示させておく事が大切です。

単純移動平均線(SMA)の期間25と最小平方移動平均線(LSMA)の期間25

 

LSMAのパラメーター設定

まずはLSMAのMT4パラメーター設定です。

最小平方移動平均線(LSMA)のパラメーター設定

 

「対象価格」は適用価格の事で、次の7種類から選択できます。

・Close price(終値)
・Open price(始値)
・High price(高値)
・Low price(安値)
・Median price(高値+安値÷2:高値と安値の平均)
・Typical price(高値+安値+終値÷3:高値、安値、終値の平均)
・Weighted Close(高値+安値+終値+終値÷4:高値、安値、終値の2倍の平均)※終値の比率を高くして、より終値を重視

通常は「Close prise(終値)」を選択します。

「長さ」は算出期間で、2本の期間の異なるLSMAを表示させるために、設定します。これは通常の移動平均線と同じで、短期を5~20、長期を40~60くらいで設定します。トレードスタイルによっては、さらに長期で100以上の設定でも良いでしょう。

「オフセット」は0のままで大丈夫です。この値を大きくすれば、最小平方移動平均線(LSMA)が滑らかに表示されますが、特に変更の必要がなければ0のままで使います。トレード手法は他の移動平均線と同じで、長期のラインを表示させて「方向性」を判断するか、短期のクロスでエントリータイミングを判断するかになります。

 

LSMAのトレード例

管理人がトレンドの方向性の判断でよく使うベガストンネル(144EMAと169EMA)でトレンドの有無と方向を判断し、SMAの期間25(黄色)とLSMAの期間25(赤)のクロスでエントリーします。このチャートでは(A)と(B)がエントリーポイントになります。

ベガストンネルとは、144EMAと169EMAの2本線をトンネルに見立て、このベガストンネルを抜けると、その方向に動きやすいと言われています。もちろんレンジ相場になれば、必ずその方向に進むとは限りませんが、MT4のインジケーターでどれを使うか悩む前に、まずこのベガストンネルを利用してみるのも良いでしょう。

LSMAのクロスとベガストンネル

 

トレンドの方向性を判断するのは、他にも移動平均線の期間を変えたり、以下のようにデフォルトでMT4にインストールされているインジケーターであるボリンジャーバンドやMACDなどを使っても良いでしょう。これはトレードのしやすさで選択すれば良いかと思います。

LSMAとMACD・ボリンジャーバンドのトレード方法

 

また上記のトレード例では、SMAの期間25(黄色)とLSMAの期間25(赤)のクロスでエントリーとしましたが、同じLSMAで期間を変えて、そのクロスでエントリーでも構いません。いくつか表示させてみて、一番トレードしやすい組み合わせを選んで下さい。

 

LSMAのダウンロード

ダウンロードは以下のリンクを右クリックし、【対象をファイルに保存】を選んで、任意の場所に保存して下さい。
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MT4とインジケーターのミニ知識<MT4とMT5ではどちらを使うべきか>

今MT5が最新バージョンでリリースされていますが、MT4を使うべきかMT5を使うべきかで悩んでいる方が多いと思います。もちろんトレードツールとしては最新バージョンを使う方が良いのですが、バージョンが新しいのとFXで勝つ事は全く別物です。MT4にしてもMT5にしても、あくまでも「トレードツール」に過ぎません。つまり「どちらを使うか」ではなく、「どれだけ使いこなすか」が重要なのです。

MT5にバージョンアップして機能的に変わった点は「動作スピードがアップ」「時間足の増加」「搭載インジケーターの増加」です。これだけを考えればMT5を使うべきなのでしょうが、今書いたように、それと勝つ事は別です。その理由が対応するカスタムインジケーターの数と対応する取引会社の数です。

つまり効果的なトレードをするためにはこの【MT4インジケーターBEST50】でも紹介しているカスタムインジケーターは重要なツールですが、まだまだMT4対応のインジケーターが圧倒的に多いのです。また最近は増えてきましたが、対応する取引会社も、まだMT4をメインにしている会社が多いのです。

大切な事は「どちらが勝てるか」ではなく、「あなたのトレードにとってどちらが必要か」なのです。MT4は旧バーションと言えども、まだまだユーザーは圧倒的に多いのが現状です。ただ将来的にはMT5が主流にはなってきますので、今から少しずつ使い慣れる程度はしておいた方が良いでしょう。

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