<マルチタイムフレームインジケーター分析でMT4を攻略する!目次>
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- マルチタイムフレームインジケーター分析とは
- マルチタイムフレームインジケーター分析の理論
●MT4チャートを動かす主体
●トレードを行う根拠
●MT4チャートの時間足の意味
●相場の流れを変えるトレーダーの存在 - マルチタイムフレームインジケーター分析の時間足
- マルチタイムフレームインジケーター分析での注意点
●MT4であまり多くの時間足を見過ぎない
●上位足の流れの判断はあまり長い期間を見過ぎない
●上位足の流れの強弱を見極める
●インジケーターは同じインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行う - 3つのマルチタイムフレームインジケーター分析ツール
●マルチタイムフレーム対応移動平均線(MTF_MovingAverage)
●マルチタイムフレーム対応ボリンジャーバンド(MTF_BollingerBands)
●マルチタイムフレーム対応MACD(MTF_MACD) - Dr.KオフィシャルLINE@無料登録で【FXで20万円の資金を1,000万円にする現実的具体的な方法】電子書籍プレゼント中!
- MT4とインジケーターのミニ知識<MT4インジケーターはメインツールではなく補助ツール>
- MT4使いこなしマニュアル
マルチタイムフレームインジケーター分析とは
マルチタイムフレーム分析とは、MT4の異なる時間足チャートから現在の相場状況を判断し、エントリー・決済ポイントを決める分析方法です。目先の値動きだけでエントリーを決めずに、MT4チャートでの相場を俯瞰し、値動きの方向性を見極め、優位性の高いトレードを行うためには必要なテクニックになります。
マルチタイムフレーム分析の手順としては、MT4で上位の時間足チャートでまずどの方向にレートが動いているかをまず確認し、下位の時間足チャートのタイミングでエントリーとなります。長期時間足の流れが、短期時間足に影響するという考え方があり、短期的には不規則な動きもありますが、結果的にはその方向に進むことが多いのです。
そのためMT4でマルチタイムフレーム分析をすることで、トレードする時間足チャートだけでトレードをするよりも、複数の時間足チャートを見ることで、方向性も含めた優位性の高いトレードが行えるわけです。
マルチタイムフレームインジケーター分析の理論
FX相場には長期時間足の流れが、短期時間足に影響するという考え方があると前項でお伝えしましたが、その考え方を理論的に解説します。
MT4チャートを動かす主体
まず大前提としてMT4チャートを動かす要因を考えてみましょう。
よくFXの入門書には「様々な経済情勢や世界の出来事や事象で為替が動きます」と書かれていますが、まずここから考え方を変えましょう。確かに「様々な経済情勢や世界の出来事や事象で為替が動きます」と言うのは間違いではありませんが、正しくもありません。
「様々な経済情勢や世界の出来事や事象を分析する人間の投資行動で為替が動きます」と言うのが正しいのです。つまり為替を動かすのは経済でもなければ政治でもありません。為替を動かすのは「人間」であり、「トレーダー」なのです。
トレードを行う根拠
そのトレーダーによってトレードスタイルは異なり、スィングトレードのような長期トレーダーもいればスキャルピングのような短期トレーダーもいます。それぞれのトレーダーが根拠を見つけながらトレードを行っていくのですが、その根拠こそが「今、どの方向に相場が進んでいるのか」と言う【流れ】なのです。これはどのトレーダーでも考える事で、それがFXで勝つために絶対必要な要素なのです。
短期トレーダーはMT4の上位の時間足の動きを見ながらトレードし、さらに中期トレーダーは短期トレーダーより上位の時間足の動きをMT4チャートを見ながらトレードを行います。そして長期トレーダーはさらに上位の時間足の動きを見ながらトレードを行うという、連鎖関係が成り立つわけです。
この連鎖関係を逆に考えていけば、より上位の時間足の動きを見ながら下位の時間足トレーダーがトレードを行い、さらにその時間足の動きを見ながらさらに下位の時間足トレーダーがトレードを行うという事になります。
MT4チャートの時間足の意味
また値動きはどの時間足でも同じです。MT4の時間足ごとにレートが違ったり、値動きが違ったりという事はあり得ません。つまり時間足と言うのは、単なる値動きのまとまりでしかなく、値動き自体はどの時間足を見ようが全く同じなのです。
そう考えれば上位の流れが下位に影響し、さらにその時間足の流れが、さらに下位の時間足の流れに影響するのは当然の話なのです。それを「木を見て森を見ず」のことわざのごとく、MT4で目先の値動きだけにとらわれるから、違う方向にエントリーしてしまう事になるのです。
相場の流れを変えるトレーダーの存在
上位の時間足の流れに下位の時間足の流れが影響されるのがマルチタイムフレーム分析の考え方ですが、ここで別のトレーダーの行動がこのマルチタイムフレームの考え方に影響を与えます。それが【逆張りトレーダー】と言う存在です。
世界のトレーダーは「順張り」、つまりトレンドフォロートレーダーがほとんどですが、MT4チャートはいつまでも上がり続けたり、下がり続けたりするわけではありません。大きく上昇すればそこまでポジションを持っていたトレーダーが利益確定の決済を行い、需給バランスが逆転し、値動きが一時的に逆に動きます。
そうなると順張りでエントリーしていた短期トレーダーの損切りも入り始め、さらにレートの逆行が進みます。そこを相場の転換と判断した【逆張りトレーダー】がトレンドとは反対のポジションを取り始めます。この段階ではマルチタイムフレームの理論は通用しません。逆張りトレーダーには、そもそもトレンドフォローと言う概念がないからです。
その値動きの逆行が、今度は逆のトレンドになっていきますが、そこで長期トレーダーが逆方向の相場を作り始めます。そうなると当然下位のトレーダーもその方向にトレードするようになり、さらにその時間足を見たより下位のトレーダーもそれに続きます。この繰り返しがMT4チャートの流れであり、その相場でトレードするためのベースがマルチタイムフレーム分析なのです。
マルチタイムフレームインジケーター分析の時間足
それでは実際にどのようにMT4で時間足のをみ合わせ、マルチタイムフレーム分析を行えばいいのでしょうか。マルチタイムフレーム分析での時間足の組み合わせに決まりがあるわけではありませんし、ルール化されているわけでもありません。自分自身のトレード手法との相性もありますので一概に決めつける事が出来ませんが、私自身の実践的な経験から次のような組み合わせをおすすめしておきます。
まず基本的にMT4でトレードを行う時間足の2~3つ上位の期間を選ぶという事です。つまり1分足でトレードを行うのであれば、15分足か30分足という事になり、5分足では30分足か1時間足という事になります。1つ上位の時間足では流れに大きな変わりがなく、逆に4つも5つも上位の時間足では、あまりに流れがかけ離れ過ぎて、トレードしにくくなります。
さらにマルチタイムフレーム分析は、2つの時間足だけでなく、3つの時間足で行う事が多いです。そうなると今度は2つ上位の時間足を見るようにします。
まとめると次の通りです。
●1分足 ― 15分足(30分足) ― 1時間足(4時間足)
●5分足 ― 30分足(1時間足) ― 4時間足(日足)
●15分足 ― 1時間足(4時間足) ― 日足(週足)
●30分・1時間足 ― 4時間足(日足) ― 週足(月足)
このような組み合わせです。
では1時間足以上のトレードはどうするのでしょうか。1時間足以上でもMT4で可能な範囲でのテクニカル分析を行いますが、月足以上になりますとMT4には時間足はありません。また年足も他のチャートソフトを使えば見ることは出来ますが、年足のレベルになりますとテクニカルよりも、ファンダメンタルに大きく影響されます。
当然どんなに長期になろうとも、為替を動かすのは人ですので、それは同じです。しかしMT4の時間足が長期になればなるほど、ファンダメンタルを分析しながらトレードを行うトレーダーが多くなります。MT4のテクニカルトレードを行うのであれば、1時間足までと考えておいて下さい。
マルチタイムフレームインジケーター分析での注意点
マルチタイムフレーム分析はMT4でのトレードには欠かせないテクニックですが、使い方を間違えるとその効果は激減してしまいます。そこでマルチタイムフレーム分析を行う上での注意点をまとめておきます。
MT4であまり多くの時間足を見過ぎない
マルチタイムフレーム分析では2~3種類の時間足を見れば十分です。あまり多くの時間足を見ても手間の割には効果がなく、逆にトレードチャンスが少なくなり、せっかくの勝てるトレードも出来なくなってしまいます。例えば1分足や5分足でトレードするのに、週足や月足を見ても意味がありません。
1週間や1ヵ月の間に1分足や5分足の流れはいくらでも変わりますし、上位時間足の流れが下位時間足の流れに影響を与えると言っても、流れの大きさが違いすぎます。適度な流れの大きさがある事を覚えておいて下さい。
上位足の流れの判断はあまり長い期間を見過ぎない
前項の注意点に関連しますが、上位足の流れは直近のローソク足の流れを確認するようにして下さい。上位足の流れが、MT4チャート全体では上昇になっていたとしても、直近のローソク足が下降していれば、その下位の時間足も下降しやすいからです。
さらにその上の上位足になれば、ローソク足数本分の動きを確認するだけで十分です。あくまでもトレードするのはメインの時間足ですので、マルチタイムフレーム分析を行うのは、メインの時間足に影響がある範囲で行うのが効果的なのです。
上位足の流れの強弱を見極める
MT4で値動きが上昇下降していると言っても、勢いのある上下動と停滞気味の上下動があります。これはローソク足やMT4インジケーターの移動平均線、MACD、ボリンジャーバンドなどで判断できますが、特に上位足での判断が重要になってきます。
単に上がっている下がっているだけで判断せず、しっかり伸びている相場と伸び鈍っている相場を見極める事が重要です。この判断を誤ると、実際のトレードにも大きな影響が出てきます。
インジケーターは同じインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行う
マルチタイムフレーム分析は、同じMT4インジケーターを使って行うようにして下さい。インジケーターによって計算方法も違いますし、当然ながらトレード効果も違ってきます。つまり方向性を判断する上で、「同じ基準」で判断するという事なのです。
基準を統一しておきませんと、判断基準がバラバラになっては効果的なマルチタイムフレーム分析が行えません。使うMT4インジケーターは相性やトレードスタイルによりますので、トレーダーごとに異なりますが、自分的に信頼できるインジケーターを決めたらコロコロ変えずに、そのインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行って下さい。
3つのマルチタイムフレームインジケーター分析ツール
ここでは実際にマルチタイムフレーム分析を行えるMT4インジケーターをご紹介します。
マルチタイムフレーム移動平均線のMT4インジケーター「MTF_MovingAverage」
まずはマルチタイムフレーム分析の基本中の基本である移動平均線のMT4インジケーター「MTF_MovingAverage」です。
MTF_MovingAverageをダウンロードする
MT4のパラメーター設定項目は以下の通りです。
TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30 1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200
MAPeriod(期間)
通常の移動平均線の設定と同じく「期間」を設定する
ma_shift(シフト)
通常の移動平均線と同じく「シフトする期間」を設定する
ma_method(適用値)
終値(Close price)=0 始値(Open price)=1 高値(High price)=2 安値(Low price)=3 中間価格(Median price)=4 基準値(Typical price)=5 加重平均値(Weighted close)=6
applied_price(適用平均線)
単純移動平均線(SMA)=0 指数平滑移動平均線(EMA)=1 平滑移動平均線(SMMA)= 2 線形加重移動平均(LWMA)=3
マルチタイムフレームボリンジャーバンドのMT4インジケーター「MTF_BollingerBands」
次がボリンジャーバンドのMT4インジケーター「MTF_BollingerBands」です。
MTF_BollingerBandsをダウンロードする
パラメーター設定項目は以下の通りです。TimeFrame項目以外は通常のボリンジャーバンドと同じです。
TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30 1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200
マルチタイムフレームMACDのMT4インジケーター「MTF_MACD」
3つ目がMACDのMT4インジケーター「MTF_MACD」です。
MTF_MACDをダウンロードする
パラメーター設定項目は以下の通りです。TimeFrameとapplied_price項目以外は通常のMACDと同じです。通常のMACDはEMAがベースになっていますが、MTF_MACDでは、この移動平均線の種類も選択できるのが特徴です。
TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30 1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200
applied_price(適用平均線)
単純移動平均線(SMA)=0 指数平滑移動平均線(EMA)=1 平滑移動平均線(SMMA)= 2 線形加重移動平均(LWMA)=3
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MT4とインジケーターのミニ知識<MT4インジケーターはメインツールではなく補助ツール>
MT4のインジケーターは、それこそ数えきれないほどありますが、勝っているトレーダーほど、誰でも知っているインジケーターを使っています。つまりMT4にデフォルトでインストールされているような、王道のインジケーターを使っているという事です。
為替の値動きはMT4をどんなに駆使しようとも完全に予測する事は出来ません。それであればどんなに高機能高精度と言われているインジケーターを使っても、完全な予測は出来ないという事になります。それであればインジケーターに頼ること自体がナンセンスという結果になります。
それでは勝っているトレーダーはどのようにトレードをしているのでしょうか。
その答えは「ローソク足」なのです。ローソク足は最速最強のインジケーターと言われていますが、1本のローソク足からも複数のローソク足からも、非常に多くの情報を得る事が出来ます。ローソク足は値動きを分かりやすく表示さえるインジケーターで、そのローソク足を基本に他のインジケーターが作られています。つまりMT4インジケーターは、ローソク足では分析しにくい部分をサポートするためにあるのです。
ローソク足分析を軽視して、ただ高価なインジケーターを使えば勝てるというのは、FX業界が生み出した誤解であり、間違った考え方です。楽に勝てる方法も絶対に勝てるインジケーターも存在しませんが、ローソク足を使いこなせば、継続的に勝てる優位性の高いトレードが出来る事は間違いのない事実なのです。
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