マルチタイムフレーム(MTF)分析でFXを攻略する

<マルチタイムフレーム(MTF)分析でFXを攻略する:目次>

  1. マルチタイムフレーム(MTF)分析とは
  2. マルチタイムフレーム(MTF)分析の理論
    ●FX相場を動かす主体
    ●FXトレードを行う根拠
    ●FXでの時間足の意味
    ●相場の流れを変えるトレーダーの存在
  3. マルチタイムフレーム(MTF)分析の時間足
  4. マルチタイムフレーム(MTF)分析での注意点
    ●あまり多くの時間足を見過ぎない
    ●上位足の流れの判断はあまり長い期間を見過ぎない
    ●上位足の流れの強弱を見極める
    ●インジケーターは同じインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行う
  5. マルチタイムフレーム(MTF)分析のインジケーター
    ●マルチタイムフレーム対応移動平均線(MTF_MovingAverage)
    ●マルチタイムフレーム対応ボリンジャーバンド(MTF_BollingerBands)
    ●マルチタイムフレーム対応MACD(MTF_MACD)
  6. 勝ちトレーダーが参加する限定無料コミュニティのご案内

マルチタイムフレーム(MTF)分析とは

マルチタイムフレーム(MTF)分析とは、異なる時間足チャートをから現在の相場状況を判断し、エントリーポイントを決める分析方法です。

目先の値動きだけでエントリーを決めずに、相場を俯瞰し、値動きの方向性を見極め、優位性の高いトレードを行うためには必要なテクニックになります。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析とはマルチタイムフレーム分析の手順としては、上位(長期)の時間足チャートでまずどの方向にレートが動いているかをまず確認し、下位(短期)の時間足チャートのタイミングでエントリーとなります。

FX相場には長期時間足の流れが、短期時間足に影響するという考え方があり、短期的には不規則な動きもありますが、結果的にはその方向に進むことが多いのです。

そのためマルチタイムフレーム分析をすることで、トレードする時間足チャートだけでトレードをするよりも、複数の時間足チャートを見ることで、方向性も含めた優位性の高いトレードが行えるわけです。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析の理論

FX相場には長期時間足の流れが、短期時間足に影響するという考え方があると前項でお伝えしましたが、その考え方を理論的に解説します。

 

FX相場を動かす主体

まず大前提としてFX相場を動かす要因を考えてみましょう。

よくFXの入門書には「様々な経済情勢や世界の出来事や事象で為替が動きます」と書かれていますが、まずここから考え方を変えましょう。

 

確かに「様々な経済情勢や世界の出来事や事象で為替が動きます」と言うのは間違いではありませんが、正しくもありません。

「様々な経済情勢や世界の出来事や事象を分析する人間の投資行動で為替が動きます」と言うのが正しいのです。

つまり為替を動かすのは経済でもなければ政治でもありません。

為替を動かすのは「人間」、つまり「トレーダー」なのです。

 

FXトレードを行う根拠

そのトレーダーによってトレードスタイルは異なり、スィングトレードのような長期トレーダーもいればスキャルピングのような短期トレーダーもいます。

それぞれのトレーダーが根拠を見つけながらトレードを行っていくのですが、その根拠こそが「今、どの方向に相場が進んでいるのか」と言う【流れ】なのです。

これはどのトレーダーでも考える事で、それがFXで勝つために絶対必要な要素なのです。

 

短期トレーダーは上位の時間足の動きを見ながらトレードし、さらに中期トレーダーはより上位の時間足の動きを見ながらトレードを行います。

そして長期トレーダーはさらに上位の時間足の動きを見ながらトレードを行うという、連鎖関係が成り立つわけです。

この連鎖関係を逆に考えていけば、より上位の時間足の動きを見ながら下位の時間足トレーダーがトレードを行い、さらにその時間足の動きを見ながらさらに下位の時間足トレーダーがトレードを行うという事になります。

 

FXでの時間足の意味

また値動きはどの時間足でも同じです。

時間足ごとにレートが違ったり、値動きが違ったりという事はあり得ません。

つまり時間足と言うのは、単なる値動きのまとまりでしかなく、値動き自体はどの時間足を見ようが全く同じなのです。

 

そう考えれば上位の流れが下位に影響し、さらにその時間足の流れが、さらに下位の時間足の流れに影響するのは当然の話なのです。

それを「木を見て森を見ず」のことわざのごとく、目先の値動きだけにとらわれるから、違う方向にエントリーしてしまう事になるのです。

 

相場の流れを変えるトレーダーの存在

上位の時間足の流れに下位の時間足の流れが影響されるのがマルチタイムフレーム分析の考え方ですが、ここで別のトレーダーの行動がこのマルチタイムフレームの考え方に影響を与えます。

それが【逆張りトレーダー】と言う存在です。

 

世界のトレーダーは「順張り」、つまりトレンドフォロートレーダーがほとんどですが、FX相場はいつまでも上がり続けたり、下がり続けたりするわけではありません。

大きく上昇すればそこまでポジションを持っていたトレーダーが利益確定の決済を行い、需給バランスが逆転し、値動きが一時的に逆に動きます。

 

そうなると順張りでエントリーしていた短期トレーダーの損切りも入り始め、さらにレートの逆行が進みます。

そこを相場の転換と判断した【逆張りトレーダー】がトレンドとは反対のポジションを取り始めます。

この段階ではマルチタイムフレームの理論は通用しません。

逆張りトレーダーには、そもそもトレンドフォローと言う概念がないからです。

 

そうなると値動きの逆行が、今度は逆のトレンドになっていきますが、そこで長期トレーダーが逆方向の相場を作り始めます。

そうなると当然下位のトレーダーもその方向にトレードするようになり、さらにその時間足を見たより下位のトレーダーもそれに続きます。

この繰り返しがFX相場であり、その相場でトレードするためのベースがマルチタイムフレーム分析なのです。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析の時間足

それでは実際にどのような時間足の組み合わせで、マルチタイムフレーム分析を行えばいいのでしょうか。

マルチタイムフレーム分析での時間足の組み合わせに決まりがあるわけではありませんし、ルール化されているわけでもありません。

自分自身のトレード手法との相性もありますので一概に決めつける事が出来ませんが、私自身の実践的な経験から次のような組み合わせをおすすめしておきます。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析の時間足まず基本的にトレードを行う時間足の2~3つ上位の期間を選ぶという事です。

つまり1分足でトレードを行うのであれば、15分足か30分足という事になり、5分足では30分足か1時間足という事になります。

1つ上位の時間足では流れに大きな変わりがなく、逆に4つも5つも上位の時間足では、あまりに流れがかけ離れ過ぎて、トレードしにくくなります。

 

さらにマルチタイムフレーム分析は、2つの時間足だけでなく、3つの時間足で行う事が多いです。

そうなると今度は2つ上位の時間足を見るようにします。

 

まとめると次の通りです。

●1分足 ― 15分足(30分足) ― 1時間足(4時間足)
●5分足 ― 30分足(1時間足) ― 4時間足(日足)
●15分足 ― 1時間足(4時間足) ― 日足(週足)
●30分・1時間足 ― 4時間足(日足) ― 週足(月足)

このような組み合わせです。

 

では1時間足以上のトレードはどうするのでしょうか。

1時間足以上でもMT4で可能な範囲でのテクニカル分析を行いますが、月足以上になりますとMT4には時間足はありません。

また年足も他のチャートソフトを使えば見ることは出来ますが、そのレベルになりますとテクニカルよりも、ファンダメンタルに大きく影響されます。

当然どんなに長期になろうとも、為替を動かすのは人ですので、それは同じです。

 

しかし時間足が長期になればなるほど、ファンダメンタルを分析しながらトレードを行うトレーダーが多くなります。

MT4のテクニカルトレードを行うのであれば、1時間足までと考えておいて下さい。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析での注意点

マルチタイムフレーム分析はFXトレードでは欠かせないテクニックですが、使い方を間違えるとその効果は激減してしまいます。

そこでマルチタイムフレーム分析を行う上での注意点をまとめておきます。

 

あまり多くの時間足を見過ぎない

マルチタイムフレーム分析では2~3種類の時間足を見れば十分です。

あまり多くの時間足を見ても手間の割には効果がなく、逆にトレードチャンスが少なくなり、せっかくの勝てるトレードも出来なくなってしまいます。
例えば1分足や5分足でトレードするのに、週足や月足を見ても意味がありません。

1週間や1ヵ月の間に1分足や5分足の流れはいくらでも変わりますし、上位時間足の流れが下位時間足の流れに影響を与えると言っても、流れの大きさが違いすぎます。

適度な流れの大きさがある事を覚えておいて下さい。

 

上位足の流れの判断はあまり長い期間を見過ぎない

前項の注意点に関連しますが、上位足の流れは直近のローソク足の流れを確認するようにして下さい。

上位足の流れが、チャート全体では上昇になっていたとしても、直近のローソク足が下降していれば、その下位の時間足も下降しやすいからです。

さらにその上の上位足になれば、ローソク足数本分の動きを確認するだけで十分です。

あくまでもトレードするのはメインの時間足ですので、環境認識としてマルチタイムフレーム分析を行うのは、メインの時間足に影響がある範囲で行うのが効果的なのです。

 

上位足の流れの強弱を見極める

FX相場では同じ上昇下降でも、勢いのある上下動と停滞気味の上下動があります。

これはローソク足や移動平均線、MACD、ボリンジャーバンドなどで判断できますが、特に上位足での環境認識で、この判断が重要になってきます。

単に上がっている下がっているだけで判断せず、しっかり伸びている相場と伸び鈍っている相場を見極める事が重要です。

この環境認識で判断を誤ると、実際のトレードにも大きな影響が出てきます。

 

インジケーターは同じインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行う</3>

マルチタイムフレーム分析は、同じインジケーターを使って行うようにして下さい。

インジケーターによって計算方法も違いますし、当然ながらトレード効果も違ってきます。

つまり方向性を判断する上で、「同じ基準」で判断するという事なのです。

基準を統一しておきませんと、判断基準がバラバラになっては効果的な環境認識が行えません。

使うインジケーターは相性やトレードスタイルによりますので、トレーダーごとに異なりますが、自分的に信頼できるインジケーターを決めたらコロコロ変えずに、そのインジケーターでマルチタイムフレーム分析を行って下さい。

 

マルチタイムフレーム(MTF)分析のインジケーター

ここでは実際にマルチタイムフレーム分析を行える無料インジケーターをご紹介します。

 

マルチタイムフレーム対応移動平均線(MTF_MovingAverage)

パラメーター設定項目は以下の通りです。

マルチタイムフレーム対応移動平均線

 

TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30  1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200

MAPeriod(期間)
通常の移動平均線の設定と同じく「期間」を設定する

ma_shift(シフト)
通常の移動平均線と同じく「シフトする期間」を設定する

ma_method(適用値)

終値(Close price)=0 始値(Open price)=1 高値(High price)=2 安値(Low price)=3 中間価格(Median price)=4 基準値(Typical price)=5 加重平均値(Weighted close)=6

applied_price(適用平均線)

単純移動平均線(SMA)=0 指数平滑移動平均線(EMA)=1 平滑移動平均線(SMMA)= 2  線形加重移動平均(LWMA)=3

 

マルチタイムフレーム対応ボリンジャーバンド(MTF_BollingerBands)

パラメーター設定項目は以下の通りです。

TimeFrame項目以外は通常のボリンジャーバンドと同じです。

マルチタイムフレーム対応ボリンジャーバンド

 

TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30  1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200

 

マルチタイムフレーム対応MACD(MTF_MACD)

パラメーター設定項目は以下の通りです。

TimeFrameとapplied_price項目以外は通常のMACDと同じです。

通常のMACDはEMAがベースになっていますが、MTF_MACDでは、この移動平均線の種類も選択できるのが特徴です。

マルチタイムフレーム対応MACD

 

TimeFrame(時間足)
1分足(M1)=1 5分足(M5)=5 15分足(M15)=15 30分足(M30)=30  1時間足(H1)=60 4時間足(H4)=240 日足(D1)=1440 週足(W1)=10080 月足(MN1)=43200

applied_price(適用平均線)

単純移動平均線(SMA)=0 指数平滑移動平均線(EMA)=1 平滑移動平均線(SMMA)= 2  線形加重移動平均(LWMA)=3

 

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