<オーバーレイチャートは1つのMT4チャートに複数通貨ペアローソク足を表示するインジケーター:目次>
- オーバーレイチャートインジケーターとは
- オーバーレイチャートインジケーターの特徴
- オーバーレイチャートインジケーターと通貨ペアの相関係数
- オーバーレイチャートインジケーターの注意点
- オーバーレイチャートインジケーターのパラメーター設定
- オーバーレイチャートインジケーターのトレード例
●2通貨ペア間のサヤ取り手法
●3通貨の強弱関係手法
●単独通貨ペアのミラーリング手法 - オーバーレイチャートインジケーターのダウンロード
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- MT4とインジケーターのミニ知識<MT4をパソコンではなく、サーバーで稼働させるVPSサーバー>
- MT4使いこなしマニュアル
オーバーレイチャートインジケーターとは
オーバーレイチャートインジケーターはMT4通貨ペアチャートに他の通貨ペアローソク足を表示できるMT4インジケーターで、値動きの相関性をビジュアル的に確認できるインジケーターです。
通貨ペアの値動きには一定の相関性、つまり値動きが連動する特徴があります。それぞれの通貨は単独で動くわけではなく、USドルと言う基軸通貨を基準として、ファンダメンタルの強弱で、他通貨に影響を与えます。当然ながらその強弱は、FX取引にも影響があり、通貨ペアの値動きにも影響を与えます。
その連動性、相関性を同じチャート上で比較できるMT4インジケーターこそが、このオーバーレイチャートインジケーターなのです。
オーバーレイチャートインジケーターの特徴
オーバーレイチャートインジケーターは、通貨ペア単独で値動きの分析を行うインジケーターではなく、他の通貨ペアとの相関状態や価格差、つまり「さや」でテクニカル分析を行うのが特徴です。その通貨ペアの絶対的な値動きではなく、MT4で相対的な値動きを見るインジケーターと言う事になります。
毎日のドル円相場を見てもお分かりですが、よほど大きな出来事が起こらない限り、通貨間の連動性・相関性に大きな変化はありません。つまり目先の値動きで突発的にその連動性や相関性が崩れても、結果的には元の値動きに戻ります。
特にドル・円・ユーロ・ポンドなどのメジャー通貨では、その相関性や連動性は強く、このオーバーレイチャートインジケーターを使う意味も大きくなります。
オーバーレイチャートインジケーターと通貨ペアの相関係数
オーバーレイチャートインジケーターを使う上で、通貨ペアの相関性・連動性が重要であることはすでにお伝えしましたが、それではその相関性・連動性はどのように確認したらいいのでしょうか。この相関性や連動性には正確な数値はなく、「FX 相関係数」や「FX 相関性」で検索しますと、FX会社が公開している「相関係数表」が確認できます。
ご覧頂ければお分かりですが、その数値は一定ではありませんが、相関性・連動性の高低はほぼ共通しています。つまりわずかな数値の違いはあれ、重要なのは相関性の高低ですので、各FX会社の相関表を参考に、オーバーレイチャートインジケーターを利用して下さい。
オーバーレイチャートインジケーターの注意点
オーバーレイチャートインジケーターを使う上で、2つの注意点があります。オーバーレイチャートインジケーターは便利ではありますが、この2つの注意点をしっかりと理解してご利用下さい。
チャート上での表示位置
オーバーレイチャートインジケーターでMT4に表示される通貨ペアのチャートは、絶対的な位置関係で表示されるわけではなく、チャートウィンドウ内に収まるように表示されます。つまりチャートを広げたり縮めたりすると、2つのローソク足の乖離やクロス位置が変わるのです。
そのため乖離しているのかしていないのかを判断する際には、なるべくMT4で長期間のチャートを表示させて分析を行うようにして下さい。
FX会社の規約
このオーバーレイチャートインジケーターを効果的に利用する方法は、この後のトレード例でも解説しますが、通貨同士の相関関係の「歪み」を狙うサヤ取り、つまり「裁定取引(アービトラージ)」です。しかしこのサヤ取り手法は、FX会社の規約で禁止されている場合があります。
「バレなきゃ大丈夫だろう・・・」と裁定取引を行って、もし見つかったら「口座凍結」や「出金停止」などのペナルティを受けてしまいます。必ずFX会社の規約を必ず確認するようにして下さい。
オーバーレイチャートインジケーターのMT4パラメーター設定
オーバーレイチャートインジケーターのMT4パラメーター設定です。
MT4でパラメーターを変更できる項目は【SubSymbol】と各カラーです。最後の【Mirroring】は、必要に応じてONOFFを切り替えます。
【SubSymbol】はMT4に表示させたい通貨ペアを選ぶのではなく、キーボードで直接通貨ペア名を入力します。各カラーは自分で見やすい色を選択して下さい。【Mirroring】はMT4に表示させるローソク足を、上下反転させて表示させる機能です。2通貨ペア間の相関トレードを行うだけであれば【false】のままにしておきます。
オーバーレイチャートインジケーターのトレード例
オーバーレイチャートインジケーターのトレード方法を3つ解説します。このオーバーレイチャートインジケーターは他のインジケーターと違い、値動きの上昇下降を判断すると言うよりも、通貨ペアの強弱を判断するインジケーターになります。
しっかりとMT4のデモトレードを繰り返し行い、特徴をつかんでから実際のトレードを行うようにして下さい。
2通貨ペア間のサヤ取り手法
まず基本的なトレードがこの「2通貨ペア間」のサヤ取り手法で、相関係数の高い通貨ペアをMT4に表示させます。相関係数が高いという事は、ほぼ同じ値動きをしますが、一時的に値動きが逆行し、「サヤ」が広がるタイミングがあります。しかし元々同じような値動きをするわけですから、いずれは「元さや」に納まってきます。
つまりこの広がった「サヤ」が戻る動きを狙うわけです。
MT4を確認して、上昇で広がった方を売り、下降で広がった方の通貨ペアを買います。このサヤ取り手法はアービトラージと呼ばれ、プロのトレーダーでもよく使われている手法です。単独の通貨ペアでトレードを行うよりも取れる利益は少なくなりますが、リスクは劇的に低くなります。勝てているトレーダーほど、利益の大きさよりも、リスクを小さく抑えることを考えます。
またこのトレードで判断が難しいのが、「どこまでサヤが広がれば戻るのか」と言う明確な基準がない事です。「そろそろ戻るだろう」と考えエントリーしたものの、まだ広がってしまい、2通貨ペア分の含み損が発生する場合もあります。
リスクが低いトレードであると言いましたが、それは「勝率」としてのリスクの事で、「損益」は2通貨ペア分発生しますので、エントリー後にサヤがさらに広がってしまった場合は、損益リスクは大きくなります。そのためこのサヤ取り手法は初心者には難しく、中級者・上級者向けのトレード方法と言えます。
3通貨の強弱関係手法
例えばUSドル・ユーロ・円の3通貨を考えてみます。ドル円が上がるという事は、ドルが強く円が弱いという事になります。またその時にユーロドルも上がっていれば、ユーロがドルよりも強いという事になります。つまり以下のような強弱関係が成り立つわけです。
ユーロ>ドル>円
結果的に合成通貨ペアであるユーロ円は「ドル円より上がる」と言う事になります。
合成通貨ペアは「クロス通貨ペア」と呼ばれ、必ずドルとの取引を挟む必要があるのです。そのため「ユーロ円」と言う通貨ペアは、ユーロと円の直接取引ではなく、ユーロとドル、そしてドルと円と言う2つの取引をしなければならないのです。
そう考えると、ユーロドル・ドル円・ユーロ円はそれぞれ全く関係なく動くわけではなく、相関・連動しながら動くという事になります。この3通貨の強弱関係手法では、MT4のメインの通貨ペアのチャートに他の2通貨ペアを表示させ、それぞれの通貨ペアの強弱を見ながらトレードを行うわけです。
単独通貨ペアのミラーリング手法
最後は単独の通貨ペアでトレードする方法です。
これは【Mirroring】と言う機能を使います。インジケーターのMT4パラメーター設定でトレードする通貨ペアと同じ通貨ペア名を【SubSymbol】に入力し、【Mirooring】を「true」にします。そうしますと全く同じMT4チャートが上下反転状態で表示されます。
このように反転させてチャートを見ますと、タッチしたタイミングでの反転やクロスから進めばレートが伸びやすいという基準になります。ただミラーリング手法と言ってもそれだけで判断せず、あくまでもトレード判断の一つとして考え、環境認識やMT4の他インジケーターとの併用は必要になります。
オーバーレイチャートインジケーターのダウンロード
オーバーレイチャートインジケーターのダウンロードは以下のリンクを右クリックし、【対象をファイルに保存】を選んで、任意の場所に保存して下さい。
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MT4とインジケーターのミニ知識<MT4をパソコンではなく、サーバーで稼働させるVPSサーバー>
MT4は通常、パソコンにダウンロード・インストールして利用しますが、MT4をサーバー上で稼働させる方法があります。それがVPSサーバーであり、FX専用サーバーとしてサービスを提供しているレンタルサーバー会社もあります。MT4をパソコン上で稼働させる場合と、VPSサーバー上で稼働させる場合では、何が違うのでしょうか。
まず大きな違いが、パソコンの電源を切っても、レンタルサーバー会社のVPSサーバーは24時間稼働していますので、MT4も24時間稼働が可能です。特にEA(自動売買プログラム)を稼働させている場合は、パソコンの電源を切るわけにはいきません。つまりMT4をパソコン上で稼働さえていれば、それだけ無駄な電気代がかかりますが、VPSサーバーはレンタルサーバー会社の負担です。
2つ目の違いが、MT4稼働環境のスペックの違いです。レンタルサーバー会社は、利用料金をもらってビジネスで運用していますので、なるべくサーバーが落ちたり、停止したりしないように、それなりのスペックで運用しています。個人のパソコンではネット環境の通信障害や予期せぬ理由で電源が落ちる事もないとは言えません。もしその時にEA(自動売買プログラム)を稼働させていたらどうでしょうか。
エントリー前であればエントリー出来ないだけで済みますが、エントリー後ではMT4の自動売買の決済プログラムが稼働しません。つまり損切りを設定していた場合、損切りのストッパーが効かなくなるという事なのです。これでは損失が青天井に膨らんでしまいます。その意味でもVPSサーバーでMT4を稼働させることはリスク回避にもなるわけです。
当然VPSサーバーを借りればレンタル費用はかかりますが、リスク回避と考えれば「保険」とも言えます。どのようなMT4環境でFXを行っているかやリスクに対する考え方にもよりますが、一度検討してみるのも良いかと思います。
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