MT4インジケーターではなく値動きの特徴を利用したテクニカル手法

MT4インジケーターではなく値動きの特徴を利用したテクニカル手法

テクニカル分析といえば、MT4インジケーターを必ず使うというイメージがあると思います。確かにテクニカル分析=MT4インジケーター分析と言えるのですが、為替レートの値動きの特徴を利用した手法もあります。その一つが【レンジブレイク手法】なのです。

「為替レートはどうやって決まるのか?」
「テクニカル分析はどのツールを使ってどうやって行うのか?」

特に初心者のうちはいろいろ不安や疑問が付きまとうものです。

 

雑誌やインターネットのサイトを見ると、ありとあらゆるFX手法が紹介されています。世界経済を分析するファンダメンタルズ分析やMT4のインジケーターを使ったテクニカル分析など、最初はどれも難しそうで、本当に勝てるようになるのかと思えるほどです。ほとんどん方はテクニカル分析を選び、MT4インジケーターを使うようになります。そしていろいろ勉強してはテクニカル手法を試しますが、なかなか上手くいかず、結局諦めてしまう方が多いのです。

それもそのはずで、FXトレーダーの9割以上は負けていると言われ、トータルで勝っている人の方が珍しい世界なのです。だからと言ってその1割以下の勝ちトレーダーになるのが難しいかと言いますと、そうではないのです。9割以上の負けトレーダーは「本当の勝ち方」を知らないだけなのです。

 

MT4インジケーターを使ったテクニカル手法は、ただ書籍やインターネットで勉強しただけでは勝てるようにはなりません。また勝ちトレーダーのテクニカル手法をそのまま実践しても、人それぞれ性格や資金額が違うため、向き不向きも多々あります。トレード判断やエントリーポイント、決済ポイントでも、人それぞれ微妙に違いがあるのです。そのため、勝てる手法を繰り返し実践しながら、自分が勝てる方法を作り出していくしかありません。

とは言ってもトレード方法は数多くあり、初心者はどれから試していけばよいのか、見当もつかない人も多いはずです。そこで今回は、MT4インジケーターに頼らずに、誰でもすぐに実践出来る【レンジブレイク手法】を解説していきます。

 

MT4インジケーターを使わずに初心者が勝つレンジブレイク手法とは?

MT4インジケーターを使わずに勝てる!初心者が勝つレンジブレイク手法とは?

レンジブレイクとは、レンジ相場からのブレイクアウトを狙う事で、難しいテクニックは必要なく、初心者でも比較的実践しやすいテクニカル手法です。MT4を確認して、レンジ相場をブレイクアウトしたときにエントリーするという極めてシンプルなトレードです。

 

相場には大きく分けて2種類あります。ひとつはほぼ同じ値幅のボックス圏内で上下を繰り返すレンジ相場で、売りと買いが均衡している相場です。もう一つがトレンド相場です。トレンド相場とは一方向に値動きしている相場のことです。そのような相場では、ある方向に向かって一直線に値動きする場合や、小さく波打つように上下を繰り返しながら、高値を切り上げていく上昇トレンド、または安値を切り下げていく下降トレンドがあります。いずれの場合でも、トレンドが始まったポイントでエントリー出来れば、大きな利益につながるというわけです。

レンジブレイクでは、レンジからトレンドに移行するタイミングを狙っていきます。レンジのボックスを抜け出したポイントがエントリーポイントになります。レンジ相場というのは、トレンドの方向感が失われている状態です。それがトレンド相場に移ると、レンジの値動きで蓄えられた力が一気に同じ方向へ動くので、勝率が上がり、大きな利益につながります。

 

それではなぜこのような現象が起きるのか考えてみましょう。

レンジ相場を上方向へ抜けると、投資家たちはこれから上昇すると考える

一斉に買いでエントリーし、上昇値動きが強くなる

同時に売りの損切り決済注文が増える

上昇値動きがさらに強くなる

ここでエントリーすれば、上昇トレンドの始まりからトレードを行えます。それでは具体的なレンジブレイクトレードについて解説していきます。

 

レンジブレイク手法の具体的トレード方法

始めにやるべきことは、MT4を利用して、レンジ相場を見つけることです。通貨ペアを見比べて、現時点でレンジ相場にあるものを見極めていきます。レンジブレイクトレードで選ぶ通貨ペアは何でも構いませんが、できればドル円、ユーロ円、ポンド円、ユーロドルなど、スプレッドの狭いメジャー通貨ペアから選ぶことをおすすめします。マイナー通貨ペアを選びますと、少ない取引でも値が大きく動いてしまいますので、デイトレード以上の中長期トレードでしたらいいですが、15分足以下のスキャルピングトレードには向きません。

レンジ相場を見極める簡単な方法は、MT4インジケーターのボリンジャーバンドを使って、上下ライン(+σと-σ)が平行に近い状態かどうかをチェックします。

ボリンジャーバンドを利用してレンジ相場を見極める

 

次にボックスの高値安値にMT4のライン機能を使って水平線を引きます。この水平線がレンジブレイクを判断するときの目安となるので、きっちりと見極めることが大切です。

高値安値に水平線を引く

 

そして高値安値のラインを抜けたらレンジブレイクと判断し、エントリーします。

高値安値ラインを抜けた方向にエントリー

 

いかがでしょうか。レンジブレイクは非常にシンプルで、初心者の方でも簡単に実践できるトレードである事がお分かり頂けたかと思います。決済はこのレンジブレイクならではの決済方法はなく、それぞれのトレードスタイルに合わせて、目標pipsでも、決済用のMT4インジケーターを使ってもいいでしょう。ただし損切りだけは、レンジブレイクトレードに限らずに、どんな手法でもしっかりと行うようにしましょう。

 

レンジブレイク手法の2つの注意点

レンジブレイク手法の2つの注意点

レンジブレイクを実践する際の注意点を解説しておきます。

まずレンジブレイク手法で気を付けなければならないのはエントリーポイントです。レンジブレイクでエントリーしたとしても、再びレンジブレイク前の高値安値のレンジ内に値が戻ってくるときがあります。いわゆる【ダマシ】と呼ばれるものです。

このダマシを防ぐ方法としては、レンジブレイクした後、すぐにエントリーではなく、一度値動きが落ち着いたところでエントリーを行う事です。いわゆる「押し目買い」「戻り売り」と呼ばれるものです。ブレイクアウトして一度値動きが戻っても、レンジからトレンドに移行したのであれば、再び同じ方向に値動きする可能性が高まるからです。そのため、損切りをしなければならない状況に陥る可能性が低くなります。

ただしレンジブレイクは、かなり強い値動きですので、押し目や戻りがほとんどなく、一直線にレートが伸びる事もあります。その時には無理に飛び乗りエントリーをせず、そのレンジブレイクは見送るようにしましょう。

伸びている相場を指をくわえてみているのはもったいないと思われるかもしれませんが、レンジブレイクトレードではタイミングが大切です。そのタイミングが無かったわけですから、それは仕方ない事なのです。それよりも無理に飛び乗ってエントリーする方がリスクが高くなります。

 

もう一つの注意点は【損切り】です。トレードで勝つためには損切りが必須条件です。この損切りができずに、大きな損失を出してしまう方が非常に多いのです。人間の心理として、損失が出ると、決済のタイミングが遅れ、利益が出ると決済を急いでしまう傾向があります。損切りが出来るようになれば、勝てるようになると言っても過言ではないのです。トレードでは損を小さく、利益を大きくする、いわゆる「損小利大」がFXで勝つためには重要ですが、ほとんどの方がこれとは逆の行動を取ってしまっているのです。

それではこのレンジブレイクトレードでの損切りはどこが理想でしょうか。明確に一度レンジブレイク後、利益確定前に再び高値安値ライン内に戻ってしまったら損切りが、一番わかりやすいでしょう。それでもどうしても損切りが出来ない人は、逆指値注文をあらかじめ入れておくとよいでしょう。

 

いきなり難しいトレード方法を行う必要はありません!

当然ですが、レンジブレイクトレードを行ったとしても確実に勝てるわけではありません。しかし初心者の方やまだ勝てていない方はやってみる価値は十分にあります。

その理由としては、難しいテクニカル分析が要らないこととレンジ相場とトレンド相場の判断のトレーニングができることです。シンプルな手法だからこそ、余計なことは考えず、相場の流れを身をもって体験することができます。

 

テクニカル分析と言いますと、どうしても難しいテクニックが必要で、複雑なロジックが勝てると誤解している方が多いですが、実はシンプルな方が勝てるのです。それは相場の値動きは予測できないため、シンプルに考えた方が安定した結果が出せるからなのです。

もちろんMT4インジケーターでもシンプルに勝てるものはありますが、このレンジブレイクのようなMT4インジケーターを使わなくても勝てる方法はあるのです。またレンジブレイクのような値動きの特徴を利用したトレードを行う事で、分析力がつき、トレードスキルも上がるのです。そのように経験とスキルを高めた上で、さらに高度なトレードを行えば良いのです。

 

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MT4とインジケーターのミニ知識<MT4インジケーターでは幻影が見える?>

MT4インジケーターを使っても、当然ながら先の事は誰にもわかりません。それでもテクニカル分析ではMT4インジケーターが欠かせませんし、MT4でインジケーターの状態が手法ルールに近づいてくると、当然ながらエントリータイミングを探ります。

そこまでは勝ちトレーダーも同じですし、間違ってはいません。しかしここから勝ちトレーダーと負けトレーダーの違いが出てきます。勝ちトレーダーにはMT4でエントリー後の値動きは見えません。エントリー後の値動きは予測できない事が分かっているので、値動きがどうなろうが、淡々と利確と損切りで対応します。

ところが負けトレーダーには、MT4でエントリー後、その先の値動きが見えてしまっているのです。しかしそれは当然現実の値動きではなく、期待であり希望でしかありません。これがMT4で見てしまう【幻影】なのです。

その結果、見えている値動き通りにいかない場合、その【幻影】から離れられなくなり、いつまでもその【幻影】を追い続けてしまうのです。そうなるとどうでしょうか。「損切り」が出来なくなってしまうのです。

MT4インジケーターは、確かにテクニカル分析には欠かせないツールですが、未来予測ツールではありません。エントリー時点でのトレード判断ツールであり、トレードの優位性を高めるツールに過ぎないのです。MT4では決して幻影を追わずに、現実のみを見るようにしましょう。

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