<移動平均線だけでFXで勝つ!MT4インジケーター選びにもう迷わない!目次>
- 移動平均線の重要性を再認識する
- MT4基本インジケーターの移動平均線とは?
- 最も効果的な移動平均線の期間(n)とは
- 移動平均線から得られる2つのテクニカル判断要素
- 複数本の移動平均線を使う重要性とトレード方法
- サポートインジケーター・レジスタンスインジケーターとしての移動平均線
- MT4の時間足と移動平均線の関係
- インジケーターとしての移動平均線をさらに深く知る
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- MT4とインジケーターのミニ知識<インジケーターを多く表示させると負けやすくなる>
- MT4使いこなしマニュアル
MT4インジケーターを使ったテクニカル分析は、過去のチャートパターンから優位性の高いトレードを行うための方法です。相場は【生き物】であり、決してテクニカル分析通りに動いてくれるわけではありませんが、ある程度の特徴や規則性も存在します。
MT4にはさまざまなインジケータ―が搭載されており、それぞれが使い方次第では効果の高いツールではあるのですが、「移動平均線(MA)を使わずして、他のインジケーターを使うことなかれ」と言っていいほど、移動平均線は全てのインジケーターの基本であり、まず移動平均線だけでトレードし、相場の動きを理解し、トレードスキルを高めてから、他のMT4インジケーターを使うべきなのです。
今回は、テクニカルインジケーターの基本中の基本である移動平均線(MovingAverage)を再認識する事によって、相場を読む技術を高めることが目的です。
上級者トレーダーほど基本を大切にし、負けるトレーダーほど基本をおざなりにします。上級者トレーダーほどトレード方法はシンプルであり、負けるトレーダーほどトレードを難しく考えています。MT4インジケーターの移動平均線だけで勝てているトレーダーもいる事をまずは知っておいて下さい。
移動平均線の重要性を再認識する
まずは移動平均線の基礎知識から始めますが、この時点で「自分には必要ない!」と思われている方がいると思います。
それではお聞きしますが「あなたはトレードで勝てていますか?」
あなたの答えがYesなら、このページをご覧頂く必要はありません。と言いますか、その勝てているトレードを続ければ良いだけです。
トレードで勝てていないのに、なぜ自分には不要と言えるのでしょうか。移動平均線は最も基本的なインジケーターであると同時に、世界中で最も使われているインジケーターと言っても過言ではありません。
それではなぜ世界中のトレーダーに利用されているのでしょうか。それは「効果があるから」です。つまり世界中のトレーダーに効果があると言われている移動平均線が、なぜあなたには不要なのでしょうか。世界中のトレーダーに使われている移動平均線を、トレードで勝てていないあなたにとって不要なわけがないのです。
移動平均線の原理は「自在に動く為替レートの動きを平均化し、目先の値動きに惑わされずに、流れでトレードを行う事」です。この原理はFXトレードで勝つ原理でもあます。つまり移動平均線を使う事がトレードで勝つ事と言っても良いのです。それを理解していれば、移動平均線を使わない選択肢はないと言えるのです。まずは移動平均線を再認識する事から始めて下さい。
MT4基本インジケーターの移動平均線とは?
移動平均値は、過去の時間足の終値をn回足し算し、nで割った時に算出される値です。
例えばn=10だとすると、過去10本の時間足の終値を足し算し、10で割ると、現在の1本前の時間足の移動平均値が出ます。これを新しい時間足が現れるごとに繰り返していくので平均値が時間経過に応じて変化していきます。これを線で結んだものが移動平均線(MA)になります。
このように解説すると難しく考えてしまいますが、簡単に言えばローソク足の終値を任意の期間で平均化し、それを連続的に線で結んだインジケーターです。
ここで注意が必要なことは、現在の移動平均値は現在の時間足の終値が確定しないと決定されないということです。MT4チャートを見ていると、現在の時間足のところにも移動平均線が表示がされますが、終値が確定するまでは移動平均線が微妙に動いていることがわかります。終値が確定して初めて、その時間足の移動平均値が確定するのです。
最も効果的な移動平均線の期間(n)とは
何本前の時間足までさかのぼって移動平均値を計算するかを定めるのがパラメータnの値です。n=10の場合はローソク足10本分、n=200の場合はローソク足200本分の移動平均線というように呼びます。あるいは、1時間足を用いている場合にはn=10の場合は10時間移動平均線、日足を用いている場合は10日移動平均線とも呼びます。
このMT4パラメータnの値はとても重要です。nが小さければ計算する時間足の本数が少ないので相場の変化に対する反応が早くなりますが、細かい動きにも反応するので上昇や下降を頻繁に繰り返します。
逆に、nが大きければより過去の値にも影響されるので、値動きの変化に対する反応が遅くなります。相場のトレンドが転換しているにもかかわらず、それについていけなくなるわけです。
このMT4のパラメータ、つまり期間ををどのように決めればいいのでしょうか。しかし調べれば調べるほど、トレーダーごとにMT4で設定している期間は異なり、余計に決められなくなってしまいます。つまり「設定する期間に正解はない」という事でした。自分が実践する手法の設定値に固定し、その設定値での移動平均線を使いこなす事が重要という事なのです。
ただ何も参考値がないと、初心者の方も迷うと思うので、推奨値として26,52,104をおすすめしておきます。この3つのMT4パラメーターを使った3本の移動平均線をMT4チャートに設定して使ってみて下さい。このMT4設定値に決めた理由はまた後ほどお話しします。
移動平均線から得られる2つのテクニカル判断要素
移動平均線には2つのテクニカル判断要素があります。
1つは、傾きです。移動平均線が上を向いているのか、下を向いているのか、それとも横ばいなのかです。パラメータnの値を適切に選ぶと、移動平均線の傾きは現在のトレンド状況を表します。上向きの時は上昇の流れ、下向きの時は下降の流れ、横ばいの時はレンジ、すなわち持ち合い状態を示します。
2つ目は、角度です。上向きにしろ下向きにしろ、その角度が相場の強さを表します。角度が急であれば大きく価格が動いている状態で、緩やかであればゆっくりと価格が動いている状態を示しています。
しかし角度が急で一方向に動いていても、トレンドが転換する前には徐々にその角度が小さくなり、やがて頂点や谷底などの“変曲点”をつけて流れが転換します。そういう意味でも移動平均線は、相場の流れそのものをラインで表している、非常に効果的なMT4インジケーターであると言えるでしょう。
移動平均線が変曲点に達し、あるいは変曲点に達する直前で価格が移動平均線を抜けてきた時には、それまでのトレンドから転換するサインです。それまで下向きだった移動平均線が上向きに変化するときに価格が移動平均線を上抜けた場合は買いのエントリーチャンスであり、逆にそれまで上向きだった移動平均線が下向きに変化する時に価格が移動平均線を下抜けた場合は売りのエントリーチャンスです。
複数本の移動平均線を使う重要性とトレード方法
パラメータnの異なる移動平均線をMT4チャートに複数本表示させている場合、長期の移動平均線が平行もしくは上向きになり、短期の移動平均線がそれを下から上抜いたときをゴールデンクロスといい、買いエントリーのチャンスです。
一方、長期の移動平均線が平行又は下向きで、短期の移動平均線がそれを上から下に抜いたときをデッドクロスといい、売りエントリーのチャンスです。
これは、より大きなトレンドを示す長期の移動平均線と比べて、小さなトレンドを示す短期の移動平均線の方向が一致したことを示しています。長期の流れの中でも短期の流れは上昇や下降を繰り返しますから、両方のトレンドが一致した方向にエントリーすることで利益を得やすくなるのです。
離れていた長期と短期の移動平均線が近寄り、絡み合うようになると、価格の動きがあまり無い、レンジの状態を示します。このレンジの状態では、長期の移動平均線と短期の移動平均線が抜いたり抜かれたりする状態を示したり、移動平均線が向きを上方向や下方向へと頻繁に変えます。
また、価格も移動平均線の上側や下側を行ったり来たりします。
このレンジ状態で複数の移動平均線の関係や、価格と移動平均線の位置関係を使ったトレードはうまくいかない事が多くなります。いち早くレンジ相場を判断し、移動平均線による取引を行わないようにすることが、移動平均線を使ったFXトレードの勝敗の分かれ目になります。
長期、短期2つの移動平均線を使う場合、その移動平均線の位置関係と価格の位置関係によりトレンドを把握し、エントリーと利益確定のチャンスを見つけることができます。チャートの上方(価格の高い方向)から長期移動平均線、価格、短期移動平均線という位置関係にある場合は、様子を見ます。
この後、ローソク足、長期、短期の順番に変わったら、買いエントリーの準備をします。そして、ローソク足、短期、長期の順番に変わった時に買いエントリーを行います。短期移動平均線が価格を支えたときに買いを行うのです。
逆に、チャートの上(価格の高い方向)から長期、短期、ローソク足の並びになったときには売りエントリーを行います。短期移動平均線が価格を抑え込んだときに売りを行うのです。
サポートインジケーター・レジスタンスインジケーターとしての移動平均線
移動平均線は相場の方向性を表すと同時に、適切なパラメータにすることで、サポートインジケーターやレジスタンスインジケーターとしても働きます。
サポートとは下値支持線と呼ばれ、チャートの下部に引くことで売買における安値の目安として使われます。一方レジスタンスは上値抵抗線と呼ばれ、上昇しているチャートの上げ止まりの目安として使われます。MT4チャート上で、パラメーターの値を変えながら移動平均線と価格の関係を見てみると、移動平均線がサポートやレジスタンスになっているパターンを見つけることができます。
例えば、相場が上昇局面で価格が移動平均線を抜き、一度調整のために価格が下落しても、今抜いた移動平均線がサポートになってそこから更に上昇していくということがよくあります。このように、一旦抜かれた移動平均線があたかも価格を跳ね返したようにサポートした場合、そこから大きく上昇していくことが多く、ここは買いエントリーのチャンスです。
逆に、相場が下降局面で、価格が移動平均線を下に抜け、調整で一旦価格が上昇しても、今下抜いた移動平均線がレジスタンスとなり、上昇を阻む場合は同様に大きく下落する場合が多く、売りエントリーのチャンスとなります。
これとは逆に、上昇局面で移動平均線はレジスタンスになるので、移動平均線の下側で買いポジションを持っていた場合は移動平均線の値が一旦の利益確定目標になります。また、下降局面では移動平均線がサポートになるので、移動平均線の上で売りポジションを持っていた場合は移動平均線の値が利益確定目標になります。
このように移動平均線は、ただのトレードインジケーターと言うだけでなく、相場全体を俯瞰する上でも重要な役割を果たすインジケーターなのです。
MT4の時間足と移動平均線の関係
MT4チャートには、1分、5分、1時間、4時間、日足などの様々な時間足があります。どれぐらいのスパンで取引をするかにより、どの時間足をメインに使用するかが決まります。デイトレードやスキャルピングと言ったトレードスタイルに合わせて決めますが、これが非常に重要になります。
複数の時間足を見ながらトレードする場合、例えば5分足で26本移動平均線を上方向に抜けて上昇トレンドになった場合には、15分足26本移動平均線や1時間足26本移動平均線との関係性を見て、どこまでこのトレンドが継続するか分析を行うこともあります。
またこの移動平均線の他にもラウンドナンバー(00や000などのキリの良いレート)や過去の重要なレートがサポートやレジスタンスになることも多くあります。
大きなトレンド転換をする場合、小さい時間足の移動平均線から転換が始まって、徐々に大きな時間足に影響が及んでいきます。比較的強い上昇トレンドの場合、5分足の26本移動平均線を抜けると、次は15分足26本移動平均線を抜け、1時間足26本移動平均線で止められるということもよく起こります。
このように様々な時間足を見ながら取引をすることで、大きく利益を伸ばすことができます。
インジケーターとしての移動平均線をさらに深く知る
インジケーターを使ったテクニカル分析においては、【ダマシ】の問題がつきまといます。【ダマシ】とは、例えば価格が一旦移動平均線を上抜けて上昇トレンドに入ったと思えたにもかかわらず、すぐに下落してしまい下降トレンドに入ってしまうなど、シナリオ通りに展開しない状態です。特に、レンジ状態(もちあい状態)やそれまでのトレンドが転換する場合によく起こります。シナリオ通りにエントリーしたのに負けてしまう状態です。
このダマシを防止するには、今取引している時間足より大きな流れをつかんで取引するか、1つのテクニカルインジケーターではなく、性質の異なる複数のテクニカルインジケーターを使って、トレンド分析の精度を上げる事です。
どのようなテクニカル分析でもひとつのテクニカルインジケーターのみでは、勝率は十分に上がらないものです。信頼できる、性質の異なる複数のテクニカルインジケーターを使うのが効果的ですが、それでも100%完全に【ダマシ】を回避する事は出来ませんので、必ず損切り対応は必要になります。
最後に最適な期間設定として、26、52、104というパラメータを選んでいる理由を解説します。
先に、移動平均線はサポートインジケーターやレジスタンスインジケーターになるというお話をしましたが、様々な相場状況でMT4のパラメータを変えて検証したところ、比較的サポートやレジスタンスと一致しやすい移動平均線になっているというのが第一の理由です。
さらに、多くの人が使用しているテクニカル分析のMACDやボリンジャーバンド、一目均衡表でも、移動平均線26本に近いパラメーターが使用されています。多くのトレーダーが参考にしている値を使用することは、そこがトレード判断ポイントになりやすいことを意味しており、相場を左右しやすい値となります。
また、26本移動平均線を中心に考えると、52本はその2倍、104本はその4倍の値です。例えば、15分足で相場を見ていた場合、52本はほぼ30分足26本の移動平均線相当になり、104本は1時間26本の移動平均線相当になります。1つのMT4チャートで、異なる時間足の26本移動平均線も視野に入れることができるのです。
冒頭にお話ししたように、これが正解と言うパラメーターがあるわけではありません。どのような手法を実践し、どのようなスタイルでFXトレードを行うかで、最適値は異なってきます。実践を繰り返し、自分の手法に合った移動平均線の期間を決めて下さい。
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MT4とインジケーターのミニ知識<インジケーターを多く表示させると負けやすくなる>
MT4インジケーターをいろいろと知ってくると、MT4に表示させるインジケーターが多くなりがちです。「これも良い」「これも良い」と、ドンドンMT4チャートにインジケーターが増えてきます。しかしインジケーターを多く使ったからと言って勝ちやすくなるわけではありませんし、逆にインジケーターを入れ過ぎると負けやすくなってしまうのです。
これはインジケーター同士がプラスの相乗効果ではなく、逆にマイナス的に干渉し合ってしまうからです。同じ性質のインジケーターを入れると、それぞれの特徴がぶつかり合って、せっかくのトレードチャンスを逃しやすくなってしまうのです。トレードポイントの精度を高めるために、そのポイントを絞り込もうとするつもりが、逆にポイントを絞り込み過ぎて、トレードの柔軟性を失ってしまうという事なのです。
MT4に表示させるインジケーターは、そのインジケーターの特徴を活かし、そしてそのインジケーターのデメリットを補うために、他のインジケーターを使うのです。似た性質、似た特徴を持ったインジケーターを複数入れても全く意味がなく、意味がないどころか逆効果になってしまうという事を覚えておいて下さい。
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